知財検定

6月の知的財産検定で2級を受けた。2級は合格率が40%以上であり、簡単と言われているので、知財部員としてはプレッシャー大。6月は中間処理が重なって超多忙だったため、勉強している時間がほとんどなく、特許以外の分野(意商、著作権民法等)については、一夜漬。

受けた感触は、問題文が結構長く時間がギリギリ。スタートの時点で、1問にかける時間は○分以内と時間配分したのが正解だった。マークシートの1列を塗り終わるのにかかる時間をあらかじめ出しておき、1列終わるたびに、予定時間とのずれを確認。その結果、5分残して終了。見直しの時間も十分あった。ただ、著作権の問題はようわからん。敗北濃厚。

3週間後にWebで発表された成績は・・・予想に反し、SAAAで特許はS(90%以上正解)、それ以外も何とかA(70~90%正解)におさまってくれて合格。知財検定の2級は広く浅くだな、と思った。周囲もだいたい受かっているしそれほどありがたみがない。合格証が自宅に送られてきたときは入院中で、家内が病院に持ってきてくれた。ちょっとうれしい。

同じ会場で受けた会社の同僚(知財部員)は準2級。問題文をじっくり読んでいたら時間がなくなって、最後の10問を適当にマークして特許がBだったらしい。周囲の意見を聞くと、今回の場合、少なくとも特許にB(50~70%正解)以下がある人は合格していないようだ。

この秋の検定で1級を受けようかと思っていたが、2級に比べてかなり難しいようだ。合格率5%。難易度から言えば、弁理士の短答と論文の中間くらいだという説もある。出願だけでも米国、中国、PCTやEPなどの実務についてかなり精通していないと厳しそう。勉強の資料も集めてないし、病気治療中だし、受験料が高い(約1.5万)ので、今回は見送ることにしたい。