PC懐古録(その2)

さて、お待ちかね<誰が? のPC懐古録(その2)です。

NECのPC98については、Windows95がリリースされたのを機に見切りをつけ、DOS/V機に乗り換えました。DOS/Vの初号機は、当時DOS/V誌で最高得点を叩き出していたショップブランド機 JCS Vintage133(Pentium133MHz)。モニタやら一式全て入れ替えたので、40万円近くかかりました。よく奥さんが許してくれたものです。仕事では、なかなかNECのPC98シリーズとの縁が切れず、Epsonの互換機(名前ももう忘れた、確かPC-486だっけ)をしばらく使いました。何かPentiumのCPUアクレセラレータを積んでいたような記憶がかすかにある…。

その後は、数年ごとに筐体やパーツを入れ替えて、現在は四代目のマザーボードGigabyteIntel 845G + Celeron1.7GHz )になります。98年に改造した二号機でマザーをATからATXに変更し、筐体・キーボードもほとんど入れ替えてしまいましたので、初号機からの現役の部品は、TekramのDC-390というSCSIボードだけ。現在、ビデオもオンボードですが、主にネット接続とMicrosoftのOffice関係がメインの用途の私としては、特にストレスを感じないので、これでよしとしています。

初号機の筐体(AT用)は、ジャンクのATマザーを使い、息子用のPC(K6-2 300MHz)として最近まで現役で動いていました。さすがに昨年HDD(Maxtor8G)が飛びました…。

95年に初号機を買ったときに、インターネットに初めて接続しました。28.8kbpsのモデムで、地元でサービスを開始したばかりのプロバイダに加入しました。初めてYahooのホームページが表示されたときの感激は忘れられません。それまでは2400bpsでパソコン通信(別の懐古録で触れます)をやっていたので、遅いのになれていましたから、リアルタイムで画像を表示されるのは夢のようでした。その後、デジタル回線にして64kbps(2回線で128kbps)での接続も相当長く続きました。

ブロードバンドは最大手のプロバイダがADSLのサービスを開始したのに合わせて申し込み、つながるまで約半年待ちました。2002年頃だったでしょうか。今では、10MbpsのADSLに有線のブロードバンドルータにメルコの無線LANユニットを噛ませて使っています。今なら無線LANユニット自体がブロードバンドルータになっているのが普通なのでしょうが、最初に無線LANを入れたときにはブロードバンド自体が存在していなかったので、つぎはぎになりました。電話局から比較的近いせいか、だいたい常時5Mbps出ており、現在の使用状況では特にストレスはありません。今のところ、光にする必然性も感じてませんので、ADSLが廃れるまではこのまま行くと予想しています。

ところで、2週間くらい前に久しぶりに部品の入れ替えをやりました。DVD-ROM専用のドライブを書き込み可能なドライブ(LG電子 GSA-4167B)に変更したのです。このドライブはDVD±R、±RWはもちろん、RAMや片面二層(±R DL)に対応しているということなので、店頭で見かけて何も考えずに衝動買い購入。PanasonicのDVDレコーダーを持っている身としては、DVD-RAMが読めるのはありがたいことです。といって、RAMは高いんであまり使ってないのも事実ですが…。

買って帰ってから、ネット上で色々な情報を見ていてわかったのですが、この機種は日立LG電子という会社(合弁?)が開発したものをLG電子の方で作っているようですね。日立自身も作っているのか? 何だかよくわからないけど、ま、6000円台で昔の水準から考えるとめちゃくちゃ安い買い物だったなという印象です。ただ、PC部品を作っているメーカーの立場で考えてみるとこの価格下落は大変ですね。

初期不良がないか心配だったのですが、一杯になりつつあったHDD(80GB+30GB)のうち、10G程度DVD-Rに移動しました。あと、以前ピアノ教室で作ってくれたコンサートのDVD-ROM2枚組を圧縮して1枚に焼いてみました。特に異常なくほっとしました。安かろう悪かろうだった韓国製品のイメージも今は昔になりつつあるのかもしれません。

あれっ、懐古録じゃなくて最近の話になってるぞ。というわけで、この辺で終わります。性懲りもなく、次回は古き良き90年代のパソコン通信時代を懐古します。