新入生登校日

今度長男が入学する私立中学の新入生登校日だったので、一緒に行ってきました。文部省の配布している教科書を受け取るのと、入学式までにやっておく宿題を受け取るのと、の2つの目的です。

学校は、電車で2駅目で乗り換えてさらに2駅。乗り換えの時間を含めても約15分程度の距離です。学校も駅前なので通学は極めて楽です。今回は、長男に通学のルートを確実に覚えてもらうべく、自分でホームを選び、乗り換えていくようにしてみました。ただ、途中で長男と同じ小学校の同級生とそのお母さんに会ってしまい、長男に一人で行かせる、という目論見は崩れ去りました。この私立中学には同じ小学校から長男を入れて3名進学することになっており、出会ったのはそのうちの1名です。ちなみに、長男の同級生は全部で75名ですが、6年一貫教育の国立/私立中学に進む人が15名くらい。約1/5ですが、これが世の中の水準から見て多いのか少ないのかわかりません。少なくとも私の子供の頃から考えると非常に多くなったといえそうです。

中学の最寄の駅で降りると、いるわいるわ、長男と同年代の子供と親がたくさん歩いています。みんな似たような雰囲気です。駅から学校までの100mほどの短い距離の間で5種類くらいの学習塾がそれぞれパンフレットを配布していました。大学受験まで一貫して生徒を確保したいということなのでしょう。長男の友人は“もう塾には行きたくないよなあ”と大声で話していました。確か彼は小学校2年生までは公文式に通い、3年生からずっと進学塾に通っていたと記憶しています。小学校生活の間、ずっと塾通いが続いており、ようやく解放されたわけですから、もううんざり、という気持ちはよくわかります。

受付を済ませて講堂に入ると、ちょうど親子が2人で並んで座れるように椅子が2つずつ対にして並べてあり、椅子の背中に受験番号と名前が表示してありました。クラスメートになるだろうからよく周囲の人の顔を見ておくように、と長男にささやいたのですが、あまり興味のない様子。長男の友人はかなり離れた席に行ってしまい、始まるまでは手持ち無沙汰で家から持ってきた本を読んでいたようです。なお、この本も実は入学式までにやっておく宿題の一環です。

時間になると、校長先生の挨拶、学校の生活指導の内容、宿題の説明と続きました。
携帯電話については、遠距離通学者も多いため、必要な場合は許可を得た上で持ってきても良いようです。ただし、学校ではSWを切るかマナーモードにしておくことが必要で、もし授業中に呼出音が鳴った場合は、学校側で預かり、保護者が直接受け取りに来ることになるのだそうです。万一の場合に備えて、現在位置がわかるGPS機能を持ったauの携帯を持たせようか、と妻と話していますが、果たして必要かどうか疑問もあります。
宿題は盛りだくさん。英語は書き取り、数学は問題集と多面体作製の工作、国語は読書(十冊以上)および感想文です。

ところで文部省配布の教科書は15冊もありましたが、中身を見てびっくり。簡単すぎます。ゆとり教育のため内容を削ってしまったのでしょうか。この中学では重要な科目については文部省の教科書は使わず、独自の教科書をメインに使うようですが、この簡単な教科書ではそうせざるを得ないでしょうね。