さらにGTD

アクセス記録を久しぶりに見てみましたところ、かなりいろいろなところからリンクを張っていただいているようです。特に知財関係の掲示板とか…。最近、知財関係の記事が少なくてすみません。時間がないというのは言い訳になりますが。

全社に関係するいろいろなプロジェクト(もちろん知財関連)に関わるようになったため、自部署の面倒だけ見ていれば良いという感じではなくなってきました。昨月も1/3くらいは出張・外出して意見のヒアリングやプレゼンをしていました。最近は公衆無線LANのポイントが増えてきており、新幹線の駅やらマクドナルドやらで、VPN経由で簡単に会社の自分のメールにアクセスして、巨大なファイルをダウンロードできてしまいます。どこにいっても仕事ができる環境というのは良いのか悪いのかわかりませんが…。

GTDで自分の仕事を管理せざるを得なくなったのには、こういった不定形な仕事が増えてきたことも影響しています。知財の権利化関係の仕事であれば、特許庁の〆に間に合うように後ろから組み立てていけばよいので、スケジュール表だけで基本的には用が足ります。しかし、自分の意思でどうにでもなるようなプロジェクトでは、一日の仕事がどこまでやれば完了なのかよくわからず、だらだらと続けることになりがちです。

あくまでも私の理解ですが、GTDでは、比較的ショートスパンで現在の仕事の着地点を明確にし、それに必要なアクションを具体的に定義しますので、メリハリよく仕事を進めていくことができるように思います。結局、プロジェクトも基本的には細かいタスクの集合であることを考えれば、将来のことはとりあえず信頼のおけるシステムにゆだねて、まずは一つ一つのタスクに集中できるGTDは、今の私にとってたいへん適した手法であると感じています。

なお、以前のエントリでプライベートのことも考えられる限り書き出して管理しようとしていると書きましたが、同じ管理の中に入れるのはやめて、別扱いにすることしました。

ところで、私がメモで仕事を管理しているのを見た部下が、こっそりと「たまには定時で帰る」と書かれたメモをタスクの山の中に忍ばせてくれていました。思いやりに感謝です。