#IS03 大容量バッテリ使用レポート

MugenPowerの2800mAhのバッテリが、3月12日に届き、もう2週間ほど使っている。銀行振込で注文したのだが、こちらが入金する前に、“送金が確認できたので発送した”との連絡があった。どこをどう勘違いしたものか・・。なお、Whiteを注文していたはずなのだが、なぜかBlackが届くといった具合でかなりめちゃくちゃ。発送日が震災の当日であり、配送の交通網がかなり乱れていたと思われるし、最初の発注品が入ってきて発送業務に追われていたのだとも思われ、かなりバタバタしていたのは容易に予想できる。間違って届いたものだから、本来は返品すべきなのだろうが、誘惑に負けて、パッケージを開けてテストしてしまった。結果は大変良好であり、休み明けにすぐに送金した次第である。

まず、バッテリの持ちだが、丸一日、GPSや同期をつけっぱなしにしておいて、使っていても、まずなくなる心配はない。ビジネス上の使い方なら50%残は確実、夜帰ってから電池を使いそうなゲームをしてみたが、それでも30%残でとどまっていた。バッテリの持ちを気にしないで過ごせるということが、どれだけ精神衛生上よいのか、ということを身をもって実感した次第である。

気になっていた充電時間も5時間くらいでフル充電可能だし(後で詳細に検討結果を書く)、大きさもそれほど問題なく、十分胸ポケットに入る。ただし、ちょっときつめなので、それ以外のもの(手帳など)は入れない方が良さそうだ。

写真をいくつか掲載しておく。某所に掲載されているのとまったく同じ写真であることに気付かれた方もいらっしゃるかも知れないが、著作権違反ではないのでご心配なくw

左:電池をセットした時、中:裏蓋を閉めた時、右:手に持った時(クリックすると拡大写真を確認可能)
  

BatteryMIXで3月22日〜23日をモニタした時のグラフである。最下部にGPSを表わす緑色の線がずっと入っており、GPSを常時ONにしていたことを表わしている。

これを見ると、3月22日の60%から100%までは高速充電モード(定電流)であり、2:00から3:47まで、約1時間50分かかっている。そこから低速充電モード(定電圧)に切り替わり、充電完了が5:08なので、1時間20分かかった計算になる。※1

3月22日は朝6:32から100%で利用を開始し、次の日の3月23日の2:26までGPSをONにした状態で通常の使い方(通勤で往復2時間、昼休み、帰宅後にWebブラウジング、メール、twitterなど)を行っているが、50%残っていた。なお、夜10時頃に一度60%に落ちた後に70%上がるピークが見られ、さらに23日の0時過ぎに40%から50%に上がる現象がみられているが、これはバッテリを使用せずに置いていたため、一時的に電圧が回復する現象が起こったものと推測している。したがって、3月23日の最終測定時の表示は50%であるが、実質40%と見るのが妥当と考える。

3月23日の充電状態を見ると、2:26(実質40%)から高速充電モードに入り、5:28に100%になり、低速充電モードに切り替わり、6:52に充電完了している。22日の結果と比較すると、高速充電モード時には、22日は60→100%まで40%の充電に110分かかっているので、10%の充電に27.5分かかる計算となる。また、23日は40→100%まで60%の充電に180分かかっているので、10%の充電に30分かかる計算となり、ほぼ前日と一致する。また、低速充電モードは、22日は81分、23日は84分かかっており、一致している。

以上のことから、0%から100%まで一律に同じ充電速度であると仮定すれば、高速充電モード(定電流)で約300分(5時間)で100%となり、その後、低速充電モード(定電圧)に切り替わり、約85分(1時間25分)程度で充電完了となると思われる。

以上のように大容量バッテリをフル充電するためには、少なくとも5時間かかるとみておくべきであるが、仮に90%の状態であっても、一日余裕でもつと思われるので、例えば、20%になったとしても、90%にするためには、3.5時間あればよい。そう考えると、かなり短い充電時間で毎日快適なIS03のスマフォライフ(ベタな表現でちょっと寒気がw)を送ることができるはず。(間違っていたらご指摘ください)

なお、以前測定した純正バッテリ(1020mAh)のデータでは、高速充電モードで10%充電するのに11分かかり、低速充電モードで充電完了まで40〜50分(変動あり)かかっていた。高速充電モードでは、ほぼ30÷11=2.73倍であり、電池容量の比率2800(mAh)÷1020(mAh)=2.75倍とよい一致を示している。しかし低速充電モードでは、せいぜい2倍程度であり、違いが小さかった。違いが生じている原因は不明だが、バッテリの制御回路において、充電完了を判断する値が異なっているためではないかと想像している。

※1 [4/1追記] その後、充電器の容量で充電速度に大きな違いがみられることがわかってきた。今回充電のテストを行ったのは、共通ACアダプタ02(DC5.0V 600mA)である。日を改めて、別の充電器を使った時の結果を報告したい。