娘との連弾の初レッスン

以前少し書いたかも知れませんが、子供の通っているピアノ教室でGW中に発表会があり、娘と連弾でサティの「おまえが欲しい」を弾く予定です。

私のピアノ歴については、まだ書いたことがありませんでしたので、ここで触れておきます。小1~3にヤマハ音楽教室、小4~中3に個人レッスンを受けました。最終的には確かツェルニー40番とバッハのインヴェンションの途中、全音ソナタアルバム(下)の数曲、ハノン終了(したっけ?)くらいです。中3の終わり頃に勉強が忙しくなってレッスンを止めました。

大学の頃は友人とバンドの真似事をしてギター(大学になってから覚えたので下手の横好き)やキーボードでコードを弾いていましたが、社会人になってからはプッツリと途絶えていました。長男が幼稚園のときにピアノを習いはじめカシオの電子ピアノを買ったのを契機に、また自己流で弾き始めました。

レッスンで習っていた先生が古典派ばかり(中1~3まで毎年発表会はベートーヴェンソナタでした)だったので、その反動か、ロマン派が多いです。指も動かなくなりましたので、ゆっくり目の曲を選曲して、週に1回か2回のんびりやっています。ペースとしては1年に一曲暗譜するくらいでしょうか。昨年はショパン夜想曲 op.9 No.2を暗譜しました。こういう有名な曲はあらが目立ちやすいので、誰かに聞かせるためではなく、自分でこっそり弾いて悦に入るためのものです(笑)。ところで、この曲は全音のピアノピースではE(上級)となっていますが、どう考えてもB(初級上)かよくてC(中級)程度だと思います。全音の難易度はあまり当てになりませんね。

連弾の話に戻ります。長男と長女の通うピアノ教室の先生がピアノのレッスンに積極的に連弾を取り入れており、発表会のうち1/5くらいは連弾になっています。子供にとっても、他の人の演奏を聞きながら自分の音を合わせていく連弾にはソロとはまた別の楽しさがあるようです。ただ、親子の連弾(とくに親父との)というのはあまりないようで、今から2年ほど前に長男とモーツァルト交響曲第40番を連弾で弾いたときには、子供が通う同級生のご両親の方々にかなり驚かれてしまいました。

さて、昨日、娘のレッスンについていき、この曲を初めて先生の前で弾きました。まだ私自身1月になってから暇を見て弾き始めましたので、7割程度しか仕上がっておりません。また、娘とも自宅で一緒に合わせて練習したのは2回程度。そのうち一回は娘が間違って覚えている箇所があったので注意したところ、自分が正しい、とか先生にこう習ったのだ、とか強固に主張して泣いてしまったりなどして、きちんと練習できていない状態でした。そういう状態でしたら、発表会も近いのに全然練習できていなくて、先生から怒られたらどうしよう~、とどきどきしながら(心臓に悪い)、レッスンに向かいました。

案の定、何箇所かうまく弾けない部分があり全体としてはぼろぼろの出来でした。この曲は3つくらいの主題からなっており、有名な第1主題の箇所はCMでもよく使われており、娘と合わせるのも容易です。ただ、その他の主題についてはあまり聞き慣れませんし、シンコペーション(と言っていいのかな)が多用されており、娘のパートとの絡みがどうも掴みづらくて、昨日の練習も何度も立ち往生してしまいました。ただ先生からは怒られることもなく(まぁ、父兄に対しては怒ることはないのですが)、“まだまだ時間があるから大丈夫ですよ”と励まされて帰ってきました。

3 そこで、“まずは聞き慣れなければ”、と思い、本日CDショップに行って、この曲の入ったCDを探したところパスカル・ロジェの演奏が見つかりました。連弾ではありませんが、まぁ似たようなものだろうと思って買ってきました。夕方から繰り返し繰り返し聞いております。ようやく感じがわかりかけてきました。さあ、本番まであと3ヶ月、がんばります。