こどもの日のピアノ教室コンサート

昨日のピアノ教室のコンサートは無事に終了しました。

朝9時半には自宅を出発し、11時頃に現地到着。そのままリハーサルに。ピアノはスタインウェイのものをレンタルしていました。きっと音も通常のものとは格段に違うんでしょうが、自宅の若干10万円のカシオの電子ピアノ(CELVIANO)とはあまりに違いすぎて、私にはよくわからないです(苦笑)。

全体的に、参加した子供たちは緊張が目立ち、ミスタッチや弾き直しが多かったようです。しかし、プレッシャーに耐えて、練習した成果を披露するのは彼らにとって良い経験になるだろうと思います。

娘のソロも、同じようにミスタッチがあり少し音を外していましたが、立ち往生する場面もなく、まあまあというところです。ドレスのリボンがほどけかけていたのが残念。舞台の袖で待機中にほどけたのでしょう。

連弾は、昨日書いたように、落ち着いて弾くことはできましたが、私のほうが一箇所音を飛ばしてしまいました。この連弾の曲は、娘の弾くパートと私の弾くパートの音が微妙なタイミングで重なる箇所があり、自分のパートを弾き終わって、すぐに相手のために開放しないと手がぶつかってしまいます。今回、落ち着いて弾くことに意識を集中させすぎたためか、相手に開放するタイミングが遅れて、手がぶつかってしまいました。一瞬意識が空白となり、必要なタイミングで次の音を弾けませんでした。聞いていた妻の話だと、聞き慣れた音が聞こえなくて、「ん?」と思ったそうです。ただ、娘が全く気にせず、自分のパートに集中して弾き続けてくれたため、それに合わせて、流れを途切らせずに済みました。妻の話では、全体的にはあまり目立たず成功の部類に入ったと思います。2、3ヵ月後にコンサートの様子を収録したDVDができてきますので、それで確認するまでは精巧だったと思い込んでおくことにします(笑)。

妻から後で聞いた話ですが、会場には娘の幼稚園のときの先生が来てくださっておりました。その先生が、以前先生が出席された結婚式で、花嫁とその父親との連弾があったそうですが、そのときに父親が涙をぽろぽろこぼしてきちんと弾けなかったそうです。今回の娘と私の連弾についても、そのときの様子を思い出して胸を熱くしながら聞いてくださったということでしたが、“将来、結婚式の場で一緒に弾かれるのかもしれませんね”と感想を漏らしておられたそうです。“お父さんも泣くの?”と冷静な妻の言葉に、返す言葉をもたない私でした…(><)。

さて、このピアノ教室のコンサートは、今回が2回目で、大きな会場を借りて行うものは、2~3年に1回程度になります。実を言うと、この大きな会場を借りて行うコンサートの(間接的な)発案者は私です。それまではピアノ教室自体で生徒だけを集めて、簡単な発表会形式で行っていたのですが、たまたま先生に、“親が子供の演奏を聞く機会もあるといいですね”などと言ったところ、先生がそれに触発されて開会される運びになったという経緯がありますので…。親がコンサートに参加しているなどというのは私だけですが、間接的発案者である、という責任感から第1回から参加し続けております(笑)。それほど評判が悪いわけではなさそうなので、今後も機会があれば続けたいと思っております。

ところで、前回は約2年半ほど前に行い、そのときの様子もDVDで残っております。今回の演奏者と半分くらいは重なっています。子供たちの成長の早さには驚かされるばかりです。もちろん身体の成長もそうですが、演奏の技量も格段に上がっています。特に、第1回のときに小6くらいでクシコスポストを弾いていた男の子が、今回はブラームスのラプソディとショパンの幻想即興曲。中学生とは思えないほどテンペラメントに溢れた良い演奏でした。前回のコンサートに強くインスパイアされて、将来ピアノの道に進もうと定めたのだそうです。この子がピアニストになったら、間接的な生みの親は私かも(笑)。こっそりと将来を楽しみにして応援することにします。

帰りに回転寿司によったのですが、ちょうど連休の終わりにあたり、家族連れで満員でした。夜8時近くなのに1時間待ちはないでしょう…ということで、あまり知られていない回転寿司を探して、祝杯(アルコールは抜きですが)をあげました。帰ってきたのは、夜9時過ぎで、全員疲れきって床に倒れ伏してしまいました。