知財部門とマネジメント適性

すっかりご無沙汰していますが、とりあえず元気にしています。知財部門は知財部門なのですが、ほとんどマネジメント中心で過ごしています。既に4年を過ぎ、5年目に入りました。勘の鈍りを防止するため、時折は実務をやっています。

ところで、知財部門にはどうもマネジメントに向いている人が少ないような気がします。当初、うちの会社に特有の現象なのかと思っていたのですが、他社の知財の人も同じようなことを言っていました。一日ほとんど誰とも話すことなく、黙々と明細書を読んだり作成したりして過ごしている人が結構多く、特に古い人に顕著です。そんな人は、マネージャ昇進の話が来ても断るケースが多く、また無理にやってもらってもうまくいきません。

マネージャの仕事の大半は、人とのコミュニケーションであったり、人と人とのコミュニケーションの齟齬に伴うトラブルの解消であったり…。すべてはより大きな目標を達成するために必要なことなんですが、こんな地道なことには楽しさを感じない人が多いんでしょうかね。

新入社員から2,3年目のうちに、これはと思う人材をきちんと育てておかないとまずい、という気がしています。