日本全国津々浦々で…

前回のエントリにも書きましたように、年度末に出願が集中してしまい、大忙しでした。原因は明らかです。出願件数で実績の管理を行っているからです。集中による問題は多いですが、最大の問題の一つは明細書のチェックが不十分になることです。私の会社もひところに比べれば改善傾向にあるのですが、まだ年度末には集中する傾向があります。

ところで、私の会社が3月に出願した案件の出願番号を見ていて面白いことに気づきました。0306application 横軸に3月の日付(1~31)、縦軸に出願番号「特願2006-□□□□」の□□□□をプロットしたグラフを示します。出願番号は、その日の中で最初に出願されたものの番号をピックアップしています。厳密に言うと、特許庁に出願する担当者が毎日同じ時刻から作業を始めるわけではないので、若干ぶれはありますが、それは無視します。

これをみると、最後の3月27日くらいから明らかに出願数が増加していることがわかります。Excelで1次近似させて傾きを見てみると(グラフ中に近似式を記載します)、3月前半から後半にかけて一日あたり約1200件程度出願されているのに対し、3月27日~31日にかけて一日あたりの出願件数が3000件を超えています。私の会社以外にも出願件数で管理をしている会社がたくさんあるということでしょうか(苦笑)。

なお、確認のため、年度末集中とは関係なさそうな昨年の11月のデータについても同様にサンプリングしてみ1105applicationました。 一日あたり900件を超える程度で特に月末に集中しているという傾向も見られませんでした。

なお、上記の計算は土日も含めていますので、本当の「一日あたり」ではありませんが、横並びで比較するという目的は達したものと思います。